NTI所属のパラアスリート!福冨伸彦のご紹介

NTI所属の福冨伸彦が、東京都から「東京ゆかりパラアスリート(競技種目:テコンドー)」として認定されました。

目指せパリ!2024パラリンピックに向けて、NTI所属の福冨 伸彦が東京ゆかりパラアスリート認定を受けました

 

福冨は、元々がスポーツ好きで、20代のころは仲間とマラソンやスカッシュなどの大会に趣味として参加していました。
仲間からは「パラリンピックを目指してみては?」という話が出たりもしましたが、仕事が忙しく、家族を優先する中で次第にスポーツからは離れていきました。

2020年頃。東京オリンピック・パラリンピックが盛り上がったタイミングで、ボッチャやブラインドサッカーなどのパラスポーツの体験会に参加しました。
スポーツの楽しさを再認識する中、NTIの株主であるNTT東日本所属 パラトライアスロン 宇田選手の大会映像を見る機会があり、パラトライアスロンにも興味が湧いてきました。
「自分もパラスポーツにチャレンジしてみたい!パラスポーツで活躍してもっと多くの人にパラスポーツを知って貰い、障がいを持つ人に夢や意欲を与える活動をしてみたい!」と考えるようになりました。

福冨が最初に始めたのはパラトライアスロンです。
2020年12月にワールドトライアスロンシリーズ横浜という大会で追加募集が掛かったことを知ります。
福冨は、「パラトライアスロンに挑戦するチャンスだ」と思い、大会にエントリーすると共に猛練習を始めました。
そして、初参戦にも関わらず、この大会で準優勝を果たします。
手ごたえを感じた福冨は、続いて千葉シティトライアスロンにも参戦し、なんと優勝することができたのです。

4605 018727

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これで弾みが付きました。
パラトライアスロンの中でもバイクパートが得意であったことから、2022年からはパラサイクリングにも挑戦をはじめました。
8月に開催された全日本自転車競技選手権において優勝、入賞するなど好成績を残すことができました。
現在もパラサイクリングを継続しており、2023年の同大会でも、優勝、準優勝という結果を残しました。

IMG 1887

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パラテコンドーを始めたのは「パラスポーツをするならパラリンピックを目指したい!」と考えたことがきっかけです。
2022年、オリンピック・パラリンピックなどの国際競技大会に出場してみたい若いアスリートを発掘する「J-STARプロジェクト」を知り、5期生として応募しました。
J-STARプロジェクトでは、各アスリートの競技適性を検証・認定し、中央競技団体の強化育成選手に選出します。

J-STARプロジェクト5期生の選考過程の中で、福冨はパラテコンドーの日本代表監督に声を掛けられ、パラテコンドーで選出されました。
パラテコンドーのJ-STARプロジェクト5期生は福冨を含め5人。
「5人の中では、あまり期待されていないようだな…」と感じたものの、福冨はこのチャンスに望みをかけ、懸命に取り組みます。

J-STARプロジェクト5期生として高い評価を得るため、福冨は現在所属する「護心会」へ入会し、パラテコンドーの練習を積みました。
そこでメキメキと実力を付け、全日本テコンドー選手権大会での優勝や韓国での国際招待試合での入賞を果たしました。
J-STARプロジェクト修了時には、指導いただいた監督から「想定を上回る驚きの成長と成果だった」との評価を受けました。

本格的なパラテコンドーの練習の中では、怪我に悩まされることも多々ありました。
全日本選手権大会、国際招待試合前には右足の甲にヒビが入る怪我をしてしまいます。
パラテコンドーは足技のみで戦う競技で、防具に入ったセンサーで電子判定を行います。
足の甲にもセンサーが入っており、相手の防具を蹴ることで得点するのですが、少しでも足の甲がぶつかると足がしびれるようになり、蹴ることができなくなってしまいました。
しかし、足の甲に分厚いパットを付けて練習に臨んだり、プールの中で蹴りの練習をして足の甲への負担を減らす工夫をしたりして練習を継続しました。
その努力が実り、前年度の日本代表選手を破り全日本選手権大会での優勝を掴むことができました。

2023年3月。これまでの成果がテコンドー競技連盟に認められ、東京ゆかりパラアスリートに推薦されエントリーすることになります。
そしてこの度、正式に東京ゆかりパラアスリートに選出されることになりました。
2024パリパラリンピックが現実的なものとして見えてきたのです。

今年度、福冨はいくつかの国際大会と2024パリパラリンピックアジア予選に参戦する予定となっています。
是非、パラテコンドーに注目すると共に、福冨の応援をして頂けるようお願い致します。

IMG 1410 scaled

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【これまでの実績】

■パラテコンドー
2022
全日本テコンドー選手権大会 パラの部 -63kg級 :1位
パラテコンドー国際招待試合(済州)   -63kg級:3位
2023
オセアニアオープン(パラ -63kg級):5位
オーストラリアオープン(パラ -63kg級):3位

■パラサイクリング
2022
全日本自転車競技選手権(トラック) パラ4km個人パシュート  :1位
全日本自転車競技選手権(トラック) パラ1kmタイムトライアル :3位
全日本パラサイクリング選手権(ロード)  タイムトライアル  :3位
2023
全日本自転車競技選手権(トラック) パラ4km個人パシュート  :1位
全日本自転車競技選手権(トラック) パラ1kmタイムトライアル :2位
全日本パラサイクリング選手権(ロード)  タイムトライアル  :1位

■パラトライアスロン
2021
ワールドトライアスロンシリーズ横浜(エイジパラTRI4):2位
千葉シティトライアスロン(パラ TRI4)          :1位
2022
ワールドトライアスロンシリーズ横浜(エイジパラTRI4):1位
東京都トライアスロン渡良瀬大会(パラ)        :1位

 

【2023年度のパラテコンドーの予定】
■ワールドパラテコンドーオープンチャレンジ (開催地:チュンチョン, 韓国 日程:2023/8/21)
■パラテコンドー世界選手権大会       (開催地:べラクルス, メキシコ 日程:2023/9/22)
■2024パリパラリンピック アジア予選    (詳細未定)