NTI所属の福冨伸彦が、全日本テコンドー選手権大会で優勝しました。二連覇です!
いつもとても穏やかな福冨さん。その福冨さんの秘めた闘志の秘密をインタビューしてきました
ーー 福冨さん、優勝おめでとうございます。二連覇されたとのことですが、今回の選手権はいかがでしたか?振り返っての感想を教えてください。
「ありがとうございます。全日本選手権は2024年度の強化指定選手の選考も兼ねており、どうしても負けられない大会だったので、勝ててホッとしています!」
ーー 今大会では、どんな目標をもって試合に臨んだのですか?何か苦手の克服や新しい技の習得などされましたか?
「この大会に向けて、後ろ足の変化蹴りを練習してきました。変化蹴りは右を蹴るふりをして左を蹴ったりする技で、相手が反応しづらいので着実に点数を重ねることができるんです。」
ーー 準決勝、決勝戦でも見られましたね!準決勝では、一昨年の優勝者である長谷川選手と当たったようですが、長谷川選手の印象はどうですか?
「そうですね、長谷川選手は179cmと長身の選手です。ヒットさせるために、蹴り入れる時には高めに蹴ることを意識しました。去年も準決勝で対戦したのですが、その時は11対6と接戦でした。今年は27対6と優勢に試合を運ぶことができ、この1年間の成長を感じることが出来ました。」
ーー 選手権優勝の勝因は何だったかと思いますか?
「 重要なのは、やはり対戦相手について分析し、対策を練ることだと思います。今回の出場者は、私以外は全員左手に障碍がある選手でしたので、それを意識した練習や戦い方をしました。」
ーー 分析と対策、ビジネスにも通じる所がありますね。反省点や今後の課題などは見つかりましたか?
「押し蹴りの練習もしていたのですが、あまり多用出来なかったことですね。また、カウンターキックを繰り出せなかったこと。。。もう少し練習が必要ですね(笑)。」
ーー 今年は海外の試合にも出場されましたね。成果を教えて下さい。
「はい、今年は初めて公式に海外遠征をしたのですが、表彰台にも立つことができ、とても良い経験でした。」
7月 オセアニアオープン:5位
〃 オーストラリアオープン:3位
8月 ワールドパラテコンドーオープンチャレンジ:9位
9月 パラテコンドー世界選手権大会:17位
ーー パラリンピック出場までの道のりはどのようなものでしょうか?また、抱負を教えてください。
「パラリンピック選手に選ばれることは平坦な道のりではありません。しかし、少しでもチャンスがある限り、夢を諦めず、目標に向かって邁進していきます。」
2024年1月~2月:アジア大陸予選国内選考会(1位になると大陸予選出場権獲得)
2024年2月~3月:アジア大陸予選(1位になるとパラリンピック出場権獲得)
ーー 最後になりますが、座右の銘を教えてください。
「やりたいと思ったら、失敗を恐れず、まずはやってみる。最初はたくさん失敗や課題が出てくるが、1つずつ改善することで、成功につながると考えてます。私の好きな言葉を紹介しますね!」
『やりたいと思えば挑戦すればいい』(イチロー)
『失敗は成功のもと』(ことわざ)
ーー ありがとうございました!
(インタビュー後記)
福冨さん、ありがとうございました。強さの秘訣は一歩踏み出し努力することだと感じました。風邪や怪我に気を付けて、思い切り試合に臨んでくださいね!
試合配信サイトから全日本テコンドー選手権大会を見ることができます。福冨さんは以下の時間で出場しています。プロテクターは青色です。
試合配信サイト:
https://www.youtube.com/watch?v=MhVbP4yndUA
準決勝 54:50頃~ (試合番号:405)
決勝戦 1:52:00頃~ (試合番号:410)
護心会 鳥越 恒一師範と。