連載ブログ 第1回「アルコール検知器の義務化延期、再開はいつなの?(予想)」

NTIの藁科です。これから何回かに渡って、アルコール検知器やクラウドサービス(アル検くん)に関する記事を連載していきます。今回はその1回目になります。しばらくの間、お付き合いくださいませ。

 

昨年の10月に義務化が予定されていたのに延期になったアルコール検知器を用いた飲酒チェックについて、皆さんはその後の動向が気になりませんか?

 

 

20230222 施行規則イメージ

 

 

遡ること11ヶ月前(昨年4月)に白ナンバー事業者における飲酒チェックの義務化が始まり、当初その内容は、管理者が運転者の飲酒チェックを対面で確認することとその記録を1年間保存することの2つでした。

その後、10月から予定されていたアルコール検知器を用いた飲酒チェックは、検知器の供給が充分でないことが理由で「延期」になってしまいました。

 

お気づきの方も多いかと思いますが、街なかではホームセンターや薬局でもアルコール検知器を見かけるようになりましたので、在庫が戻ってきているように感じます。昨年の9月頃のように、どこに問い合わせてもアルコール検知器が手に入らないという事態にはもうならないのかもしれません。

 

さて、それでは延期になったアルコール検知器の利用はいつから始まるのでしょうか。

 

【予想1】
なんの前触れもなく4月から?
もともと警察庁は、「アルコール検知器の供給状況等を踏まえ、当分の間(アルコール検知器の利用を)適用しないこととし、その見通しが立った時点で、再度、規則を改正する」と言っていたので、供給が追いついたのであれば突然の再開もあるかもしれません。
あと1ヶ月しかないのでそんな急なことはしないかもしれませんが安心はできませんね。

 

【予想2】
できるだけ早期であれば6月あたり?
警察庁は、「供給状況を踏まえて、できるだけ早期に適用したい」と言ってました。改めて再開の時期を記した案でパブリックコメントを募集して、その結果を持って再開の時期を公表するといった手順を踏んだとしたら6月や7月あたりの再開は充分に考えられます。

 

【予想3】
無難に1年越しの10月から?
供給状況を踏まえて、とは言ったものの、街なかに出回っているアルコール検知器は、すべてが信用できる製品とは限らないと言われています。安い製品は安いなりの理由もあります。アルコールを飲んでいないの誤検知をする製品も多く存在するそうです。そういった製品を除外して考えたうえで、供給状況を踏まえるとしたら10月から再開という可能性もあるかもしれませんね。

 

 

いずれの場合であっても、もう1年も猶予はなく、長くても7ヶ月程度しかないんですね。
突然、再開時期が決まったりして、結局、良品の検知器が手に入りづらい状況になってから慌てることがないように、皆さんも早めに購入の目処を立てるようにしていきましょう。

 

こちらのブログの内容はあくまでも当社の予想となりますのでご参考までにご確認ください。

 

【参考ページ】: アルコールチェック管理クラウドサービス「アル検くん」