NTIの藁科です。第3回では「アル検くん」の新機能についてご紹介させていただきました。
連載ブログ 第3回「アル検くんに新しい機能が追加されました」
アル検くんが気になるひとはこちらもチェックしてみてくださいね。
今回は、少し遡って、道路交通法施行規則の改正で、安全運転管理者の義務は何が変わったのかをおさらいしてみましょう。
義務化 4つのポイント
安全運転管理者が選任されている事業所では、つぎの4つの義務が増えましたね。
1と2は昨年の4月から義務化になりましたが、3と4は延期になりました。という状況です。
3と4の再開時期の気になる方はこちらもチェックしてみてください。
連載ブログ 第1回「アルコール検知器の義務化延期、再開はいつなの?(予想)」
1.運転前後の酒気帯びを目視で確認
運転前後の酒気帯びを目視で確認する際は、対面で確認するのが原則ですが、
直行・直帰の場合はカメラ・モニター越しにリアルタイムな映像を確認することや、携帯電話・業務無線を用いて応答の声の調子を確認することも認められています。
2.記録を一年間保存
記録する項目は、名前、日付、時刻、確認者名、確認方法、酒気帯びの有無、その他特記事項などです。これらの情報を1年間保存しましょう。
保存期間が終了した記録は、適切に廃棄することが必要です。
3.アルコール検知器を用いてチェック
アルコール検知器は、国家公安委員会が定めるものを使用することが義務づけられています。
また、定期的な校正や点検を実施し、検知器の精度を保つことが必要です。
どの程度の精度が必要であるかは法律で定められていませんが、専門家に相談して適切な機種を選ぶことが重要です。
4.アルコール検知器を常時有効に保持
アルコール検知器を常時有効に保持することが義務化されています。検知器には寿命があるため、定期的な交換や点検が必要です。
また、検知器を使用する際は、操作方法や取り扱いに関する指導を従業員に行い、正しい使用を促すことも重要です。
以上、安全運転管理者の義務化に関するポイントについてご説明しました。
定期的な点検や指導を行い、法令を遵守することで、安全な車両運行を実現しましょう。