さあ！DXの始まりだ！
経営企画部の片岡です。
さて、プロジェクトがキックオフとなり、まず行うことになったのがNTIの課題抽出でした。
DXで企業をありたい姿へ変革するなら、現在の姿を把握しなければいけません。
・NTIのあるべき姿の創造(To-Be)
・実現のための現状調査(As-Is)
実現のための現状調査、、、課題抽出って、、、「何するの？？？」という不安気なメンバーに、頼もしい先生が登場しました。
グローバル企業SAPでプレセールスを担当されている久松さんです！
2021年1月から5月にかけ、久松さんにファシリテーションして頂きながら、公式には全7回のワークショップ。
非公式には更に沢山のミーティングを重ね課題抽出やその検討を行って行くことになります。
課題発見ワークショップでNTIのイケてない業務を発見せよ！
課題発見ワークショップは、NTIの業務を俯瞰で把握するために「バリューチェーンの書き下し」から始まりました。
(バリューチェーンとは、ここでは「企業の生み出す価値にその活動がどのように貢献しているか」。つまり、企業運営に必要な相互に関連する業務群、という理解でとらえて下さい。)
ビジネスプロセス(業務)を書き出し、それをグルーピングして名前を付けるとバリューチェーン(業務群)が明確になります。
NTIでは、以下のような書き下しをしました。
少し見にくいのですが、バリューチェーン(業務群)として、「営業活動」「PJ推進」「プロジェクト管理」「サービス」「事業関連」が上がりました。
SI企業ですので、営業活動やプロジェクトの提供について多くの議論が出るのは納得ですね。
一方、経理関連の処理業務や案件管理業務などの事務処理はまるっと抜け洩れています。
次に行ったのが、「NTIが事業を行う上で最も重要な課題」の洗い出しです。・・・そう。NTIのイケてない業務の発見です！
各メンバーがイケてない業務を複数書き出し、それをグルーピングしてバリューチェーン(業務群)と結び付けました。
バリューチェーン → 重要な課題
「営業活動」 → 「営業力不足」
「PJ関連」 → 「業務フローの不統一」
「プロジェクト管理」 → 「事業間連携を図るような文化が無い」
「サービス」 → 「新サービスが上手く立ち上げられない」
「事業関連」 → 「古い慣習だけが残っていてアップデートされていない」
ブログをご覧の方は、もしかして「おっと・・・？」と思われるかもしれません。
そうです。NTIのイケていない業務はおそらくあなたの会社のイケていない業務と似通っているのではないでしょうか。
どの企業でも苦労する点は意外と同じような所なのでしょう。
そして、久松さんからは次のような提案がありました。
「NTIの重要な課題を見ると、メンバーの皆さんは次の3点がNTIの本質的な課題であると感じているようです。
今後は、チームを３つに分け、深掘りをする作業を進めて行きましょう！」
●営業による案件獲得
●業務プロセスの統合化・スムーズ化
●社内コミュニケーションの活性化
これでNTIの課題がほんの少し明確になってきた！と順調な滑り出しにうきうきした気持ちになったのを覚えています。
しかし、これからの1年間が非常に苦しい道のりになることに、まだ誰も気づいていなかったのです。。。
つづく。